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カラコンの含水率って何?購入時に注目しておきたいこと

カラコンを購入する際、どんなカラーか、着色直径はどのくらいかと見た目に影響するポイントばかり注目しがちですが、自分の目のサイズに合うベースカーブを確認するように、含水率についても調べておくことが大切です。
カラコンの含水率は、レンズの素材がどのくらい水分を含んでいるかを表している数値で、着け心地に大きく影響してきます。
含水率は50%を基準にして、50%以上のものを高含水レンズ、49%以下のものを低含水レンズと区別されており、それぞれのメリットとデメリットを把握しておくことでより使い勝手のいいカラコンを見つけることが可能です。
まず、高含水レンズは水分を多分に含んでいるため、目に入れた直後から馴染みがいいことから違和感を覚えづらいという特徴があります。
ゴロゴロしにくいことからコンタクト初心者にも使いやすく、水分に含まれた酸素も目に届きやすいため、負担が少ない構造です。
ただし、長時間着用しているとだんだんとレンズの水分が減ってくるため、その分を補おうとして瞳から水分を吸収してしまい、レンズが目に張り付くなど乾燥を感じやすくなります。
水分量が多いレンズということでドライアイのかたが選びがちなタイプですが、逆に症状を悪化させてしまう原因になる場合があるため注意が必要です。
短時間のみの利用のかた、瞳の潤いに問題がないかたに向いています。
低含水は逆に、含まれている水分量が少ない素材で作られているレンズです。
高含水レンズと比較して硬めのものが多いことから異物感を覚えやすいのですが、長時間使っていても瞳から水分を吸い上げないため乾燥を感じにくいというのが大きなメリットになります。
ドライアイのかたや、1日中カラコンを着けっぱなしにしているかたにはぴったりです。
似たようなカラーやサイズのカラコンでも、含水率の違いで装着感が全く異なってきますので、違和感を覚える場合には原因がここにある可能性も高いでしょう。
その際は、今一度カラコンの含水率を確認してみて、自身の瞳の性質に合っているものを使うことで解消できるかもしれません。

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